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B型肝炎関連腎炎

肝臓の炎症により、肝細胞が破壊されてしまう肝炎。とりわけ慢性ウイルス肝炎は国内で200万人以上の感染者がいると考えられている珍しくない病気です。肝炎ウイルスは血液から感染するため、血液が通過する腎臓にも影響を与えます。両国駅前内科・透析クリニックの腎臓内科が、B型肝炎の合併症として起きるB型肝炎関連腎炎についてお話します。

B型肝炎関連腎炎とは

B型肝炎関連腎炎とは、B型肝炎への感染を起因とする腎炎です。「B型肝炎ウイルス関連腎症」「HBV腎症」とも呼ばれます。

日本における肝炎は、血液を介して広がるB型・C型肝炎ウイルスの感染によるものが大多数です。かつて感染経路の主流は母子感染に代表される「垂直感染」でした。ワクチンが開発されて以降垂直感染は激減しましたが、代わりに「水平感染」の例が目立っています。

水平感染とは、性交渉・輸血・臓器移植・針刺し事故といった感染経路の総称です。以前は医療現場での注射器使い回し、針刺し事故による感染が相次いでいました。ワクチン開発され、対策も充実している現在では、医療現場での感染例はほとんどありません。現在は、性交渉・タトゥー・覚醒剤や麻薬使用での注射器の使い回しによって、とりわけ若い方の感染者が増えていることが問題視されています。

B型肝炎に感染すると、血液を尿へと変える器官である腎臓に負担がかかります。腎炎は、この負担による腎機能の低下や免疫反応の異常によって起こると考えられています。

B型肝炎関連腎炎の症状

腎炎には複数の種類が存在しますが、B型と合併して起こる腎炎の多くは「膜性増殖性糸球体腎炎」、または「メサンギウム増殖性糸球体腎炎」と診断されます。

どちらの腎炎でも「ネフローゼ症候群」という特徴的な症状が現れます。これは、尿に多量のタンパクが溶け出すことによって起きる諸症状です。タンパクを含んだ尿には、泡立ちが見られます。また、体内に蓄えられる水分が増えるためむくみ体重増加といった症状も起こりえます。

高度のネフローゼ症候群は、心筋梗塞・脳梗塞など深刻な疾患につながりうる危険な疾患です。また、ほかの感染症を合併する可能性も高まります。

B型肝炎関連腎炎の治療法

治療の基本となるのは、原疾患の治療に加え、場合によってはステロイドなどの免疫抑制剤の投与です。とりわけネフローゼ症候群が長期にわたって続いた後に投薬を開始した場合は、十分な効果が得られない場合があるため慎重に治療を進める必要があります。また、むくみや体重増加が激しい場合は、医師の判断に応じて利尿薬が処方されることがあります。

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