快適な透析治療のために両国駅前透析クリニックはJR総武線両国駅のホームから目の前に見える身近な病院です

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快適な透析治療のために

当院では、快適な透析治療のために患者様に食事療法、運動療法、十分な透析量確保のための至適透析時間のお願いをしております。


食事療法について

(1)水分の制限について

腎不全が原因で尿の排出がうまくいかず、体の中に水分がたまりやすくなります。 人工透析をされている患者様は特に水分を取りすぎると、むくみ・体重増加・呼吸困難・血圧上昇などの症状が現れ、 高血圧・心不全・肺水腫などの原因にもなりますので以下の水分量を目安にして水分摂取をコントロールしてください。

水分摂取量
の目安
食物中の水分量 その他お茶、水等
1日1000cc程度 1日500~600cc程度
(2)塩分の制限について

患者様の状態によって変わりますが、塩分は1日6g以下に抑えるようにしましょう。
塩分を多く摂取すると、のどが渇き水分を欲して飲んでしまいますので、むくみや高血圧を起こしやすく、心臓に負担をかけてしまいます。 何気なく使用してる調味料などにも塩分が含まれますので、まずはご使用の調味料などの塩分量を把握することから始めるとよいでしょう。

塩1g
の目安
濃口
しょうゆ
減塩
しょうゆ
ケチャップ マヨネーズ 味噌
小さじ1杯 小さじ2杯 大さじ2杯 大さじ4杯 小さじ2杯
(3)カリウムの制限について

普段口にするいろいろな食材にカリウムは含まれています。正常な体の機能であれば、摂取したカリウムを正常に排出できるのですが、腎臓が悪くなると余分なカリウムを尿中に捨てることができなくなり、高カリウム血症をおこしやすくなります。高カリウム血症になると、不整脈や心臓を止めてしまう危険性もありますので、1日のカリウム摂取をできるだけ少なくするようにしてください。

カリウム
摂取量の目安
野菜 果物、イモ類
1日200g程度 1日50g程度
(4)リンの制限について

腎臓が悪くなり血液中のリン値が上がると、関節や血管の石灰化が発生します。関節や血管の石灰化は、心筋梗塞、脳梗塞、二次性副甲状腺機能亢進症という病気をおこす可能性がありますので、リンの過剰摂取は控えてください。リンはたんぱく質に多く含まれますので、必要量のたんぱく質を摂ろうとすると自ずとリンの摂取量も多くなってしまいます。特にインスタント食品に含まれる食品添加物には、リンが多く含まれますので注意が必要です。

リンの含有量が
多い食品
乳製品、インスタント食品、レバー、
豆類、魚卵、加工食品、骨ごと食べる小魚
(5)適切なエネルギーをしっかりとる

透析の治療にはエネルギーが必要です。特に貧血などを起こしやすいので、食事はしっかり十分なエネルギーを確保するようにしてください。目安としては、標準体重の1kgあたり1日35kcal~40kcal食べていただければ問題ありません。ただし、透析患者様には上記に書いてあるような食事制限がございますので、献立や調理方法を工夫してバランスの良い食事をし、エネルギーが不足しないようにしてください。

運動療法について

透析患者様は、一般の健常者に対して筋力も体力低下しやすく、これは腎不全による尿毒症の影響で筋肉の 委縮や変性が生じ筋力が低下してしまうことや、透析の通院による時間的制約、透析後の疲労で身体活動量が低い等が原因の一つでもあります。

筋力や体力が低下すると日常生活の支障や貧血、免疫力の低下、心臓交感神経過緊張などが起こりますし、透析効率の減少や、透析治療後倦怠感がなかなかとれない場合があります。このようなことを改善していくために、運動療法によるトレーニングを実施していくことをお願いしております。

運動療法で
期待できる効果
  • 最大酸素摂取量の増加
  • 左室収縮機能の亢進(安静時・運動時)
  • 心臓副交感神経系の活性化
  • 心臓交感神経過緊張の改善
  • 栄養低下、炎症複合症候群の改善
  • 貧血の改善
  • 不安・うつ・QOL(生活の質)の改善
  • ADL(日常生活活動)の改善
  • 前腕静脈サイズの増加(特に等張性運動による)
  • 透析効率の増加

運動療法で有効なものが有酸素運動で、特にウオーキングをおすすめしております。
ウオーキングは体力の向上以外にも下半身、上半身の筋力や体幹等も鍛えられ、風景等を楽しむことでの精神的な効果も期待できます。10分程度のウオーキングから始められると無理なく始められますので、時間や距離を伸ばすことはウオーキングに慣れてから実施していただくと良いでしょう。また、状態に応じて筋力トレーニングやストレッチ、関節可動域運動なども効果的ですので、担当医などに相談をして運動療法をなるべく取り入れるようにしてください。

十分な透析量の確保について

十分な透析量を確保することは非常に重要となり、判断する目安としてKT/Vが使われます。KT/Vとは、尿素のクリアランス(K)、透析時間(T)、体液量(V)をもとに計算する計算式で、透析中に毒素が何ml除去できたか、血液全体が何回洗浄されたかなどをもとめることができます。

KT/Vは最低でも1.2以上、できれば1.4以上であることが望ましいとされています。これは、下記のようなKT/Vと死亡率の関係を表したグラフからもわかるとおり、相対危険度が変化します。特に、体液量(V)が多い人、つまり体の大きい人は相対的に透析時間を増やす必要がありますので、担当医の指示に沿って透析治療を実施してください。

クリニックについて

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