予防的血液浄化療法について – 両国駅前内科・透析クリニックブログ
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予防的血液浄化療法について

木村 庄吾 院長

腎臓内科専門医、透析専門医、腎移植認定医であり、
両国駅前内科・透析クリニックの院長である木村医師のブログです。

こんにちわ。両国駅前内科・透析クリニックの木村庄吾です。急にむし暑くなりましたね。LDLとは、悪玉のコレステロールで、動脈硬化の一番の原因となります。LDLが上昇すると、狭心症や心筋梗塞の原因にもなります。LDLコレステロールの値は、100mg/dl未満が望ましいと言われています。LDL吸着療法は、LDLを吸着除去することによる閉塞性動脈疾患(閉塞性動脈硬化症など)の治療を目的とした血液浄化療法です。これを要望的に行うのが、予防的血液浄化療法です。病気になる前に、またはなる確率を減らしていくという考え方になります。

■病気の原因となる因子(LDL・悪玉コレステロールや中性脂肪、炎症物質など)を血液から直接除去

■凝固因子や炎症物質を除去することにより、血栓やプラークを予防
(血管にドロドロの血液がこびりついたり、それにより血管が詰まるのを予防します)

■血管内皮機能を改善
(血管の壁にはタイルのように敷き詰められた内皮細胞があり、血管壁にコレステロール等が入るのを防いだり、血栓をすぐに溶かして血管が詰まらないようにする物質・血管が狭くならないようする血管拡張物質を分泌する等、大切な役割を担っています)

■血流改善効果、また糖尿病等による足壊疽・下肢切断の早期での対策として、保険適用前の状態で実施可能

このような取りくみを行い将来予測のできない病気でも心筋梗塞や脳梗塞、更には「寝たきり」の最大要因「血管老化」の積極的な改善に取り組むことは今からでも可能です。