当院での予防的血液浄化療法について – 両国駅前内科・透析クリニックブログ
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当院での予防的血液浄化療法について

木村 庄吾 院長

腎臓内科専門医、透析専門医、腎移植認定医であり、
両国駅前内科・透析クリニックの院長である木村医師のブログです。

こんにちわ。両国駅前内科・透析クリニックの木村です。当院で行っている予防的血液浄化療法に関しての記載をします。

予防的血液浄化療法(アフェレーシス)とは、血液中の病気の原因となる因子(LDL・悪玉コレステロールや中性脂肪、炎症物質、ウィルスなど)を特殊な濾過膜によって分離し、病因物質除去後のきれいな血液を体内に戻すことで、健康状態の改善をはかる治療法です。
血液浄化療法は、30年以上前から保険適用治療として、大学病院を中心に肝炎や、閉塞性動脈硬化症・家族性高脂血症といった循環器疾患、膠原病や特殊な皮膚疾患など重篤な症状に対し、行われています。

メリット ・動脈硬化を誘因する老廃物(脂質や炎症細胞など)を血液から直接除去できる。
・治療効果が目に見えるので、生活習慣改善に対するモチベーションが向上する。
・専門のチームで先進の医療機器を使用するため、快適な環境で治療が受けられる。
・治療効果に対しての副作用は少ない。
・心筋梗塞や脳梗塞などの予防として、薬剤治療や生活習慣指導の他の新たな選択肢になる。
デメリット ・針を刺す際に点滴と同程度の痛み、針を刺した部分の内出血、しびれが生じることがある。
・濾過膜や使用薬剤に対して、アレルギーなど副作用の可能性がある。
・数値は一時的には改善するが、十分な効果を得るためには定期的な治療が必要である。
・保険適用外の疾患や予防的効果については、実績がまだ少なく十分なデータがない。

というように、治療にはメリット・デメリットの両面を持ち合わせています。カウンセリング時にも説明させたうえで、治療にすすんでいくようになります。ぜひご検討ください。