当院の予防的血液浄化療法について – 両国駅前内科・透析クリニックブログ
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当院の予防的血液浄化療法について

木村 庄吾 院長

腎臓内科専門医、透析専門医、腎移植認定医であり、両国駅前内科・透析クリニックの院長である木村医師のブログです。

こんにちわ。両国駅前内科・透析クリニックの木村です。お問い合わせの多い内容について、下にまとめてみました。

Q. 治療の際、痛みはありますか?

A. 点滴をする時と同程度、もしくは少し痛い程度です。
最初に針を刺す際にチクリとした痛みはありますが、痕もほとんど見えず、傷自体は数日で見えなくなります。採血後にアザになりやすいという方は、治療後に行う圧迫止血に十分な時間をかけることで防止できます。当院では少しでも痛みを和らげる目的で、穿刺予定の血管に局所麻酔剤を貼付してから治療を行っております。

Q. 血液を体から取り出すというのは、危ない治療ではないのですか?

A. 血液浄化療法は日本において30年以上も歴史がある治療です。ほとんどの大学病院などで重症な病気に対して用いられており、副作用の少ない治療として知られています。
安全に治療を行うことはもちろん第一優先にしています。しかし、副作用のない治療はないですから、副作用の可能性について患者さん一人ひとりとじっくり話し合って同意を得てからでなければ治療は行いません。むしろ、新しい治療だから何でも優れているのではなく、得られる効果以外に副作用の危険性はないのかを考えることは重要だと思っています。治療は受けずに済めばそれに越したことはありませんが、治療を受けることによって症状が軽快したり、将来的に重病を予防できる可能性が高まるのであれば、治療を受けるという選択肢を慎重に検討する価値はあると思います。

Q. 保険診療では受けられない治療なのですか?

A. 保険診療で受けられる病気の場合もありますので、その場合は保険診療(当院で診療可能です)で対応します。 一度ご相談ください。
血液浄化療法は高額医療であり、命に関わる重症の病態や、他に治療方法がないような病気にのみ保険適用になっています。保険適用の対象となるほど重症化する前に、予防的血液浄化療法によって自費診療で悪化を予防して頂くのがこの治療です。
ご自身に保険適応があるのか、またプランAやプランBなのかを知りたい方は、 カウンセリングの項目以外に血液検査・レントゲン・心電図など費用はかかりますが一度ご相談ください。

Q. どうして費用が高額になるのですか?

A. 保険診療であっても高額医療に分類される血液浄化療法では、精密な医療機器を使用する他、毎度使い捨てで用いる「膜」(ウィルスや炎症物質、悪玉コレステロールなどを濾過するためのフィルター)などの材料費が非常に高額になります。
保険適用とならない疾患に治療を行う場合、全額自己負担となるため治療費が高額になってしまうのです。また通常、保険診療では治療は大部屋で他の患者さんとご一緒に治療を受け、医師とスタッフは複数の患者さんを受け持つ体制です。しかし、当院では複数医師とスタッフが専任で一人の患者さんの治療にあたります。保険適用疾患では決められたルールの中で治療を行いますが、自費診療ではお一人お一人の病態に合わせた治療をなるべく快適に、ご本人と相談をしながらじっくり時間をかけて治療を行うことができます。
病気を治すための標準治療である保険診療に対し、病気にならないための積極的予防対策を選択できるのが自費診療の特徴です。

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